国務院新聞弁公室は13日、「中国は南中国海における中国とフィリピンの紛争の話し合いによる解決を堅持する」と題した白書を発表し、これに関する記者会見を開きました。国務院新聞弁公室の郭衛民報道官、外務省の劉振民次官が会見に立ち、白書の内容及び中国の南中国海問題における政策と立場を説明しました。
郭報道官は、「中国人民の南中国海での活動の歴史は2000年以上もある。仲裁法廷のいわゆる『判決』は不法で、無効なものだ。南中国海諸島が中国固有の領土だという事実は変えられない。中国の南中国海での領土主権と海洋権益の否定もできない。中国の領土主権と海洋権益を守る決意は盤石のごとく堅固だ」と述べました。
劉外務次官は「白書を発表する目的は中国とフィリピンの南中国海に関する係争の事実と真相をはっきりさせ、中国の一貫した立場と政策を改めて強調することだ。中国とフィリピンの南中国海での係争の核心はフィリピンが中国の南沙諸島の一部の島と礁を不法に占領したことで生じた領土問題にある。フィリピンと仲裁法廷による仲裁手続きの強引な推進は『国連海洋法条約』に違反しており、中国の主権と海洋権益を侵害するだけでなく、『条約』の完全性と権威性をも損なっている」と述べました。(玉華、謙)
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