王毅外相は談話の中で、「南海問題をめぐる仲裁案は最初から法律の衣をまとった政治的茶番劇だった」として、「中国がこれを受け入れず、仲裁に参加しないのは、国際的な法的秩序と地域のルールを守るためである。仲裁裁判所が下したいわゆる判決結果は、中国の合法的権利を侵犯し、主権と領土保全の尊重という国際法の準則に違反し、国際海洋法律制度の厳正さと完全性を損ない、『南海各側行動宣言』をベースにした地域のルールを破った。仲裁裁判の成立には合法性を欠いていることから、本件について管轄権がなく、その裁定は明らかに越権行為であり、いかなる法的効力も持たない」と強調しました。
王毅外相はまた「南海における中国の領土主権と海洋権益にはしっかりとした歴史的根拠と法的根拠があり、いわゆる仲裁裁判所の判決結果による影響を受けない」とした上で、南海問題の解決に向けて引き続き話し合いと交渉を行い、地域の平和と安定を維持していく考えを示しました。(ZHL、謙)
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