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中国:南海での領土主権と海洋権益に関する声明

2016-07-12 18:45:16     cri    

 中国国営の新華社通信が12日、中華人民共和国政府の南海での領土主権と海洋権益に関する声明を発表しました。

 中華人民共和国政府は南海における領土主権と海洋権益を改めて強調し、南海における各国との協力を強化し、南海の平和と安定を維持するため、次のように声明を出しています。

 一、中国南海諸島には、東沙群島、西沙群島、中沙群島、南沙群島が含まれる。中国人民の南海での活動には2000年以上の歴史がある。中国が最初に南海諸島と関連海域を命名し、開発・利用した。南海諸島と関連海域の主権と管轄権を最も早く、持続的、平和的、効果的に行使したことで、南海の領土主権と関連の権益が確立した。第2次世界大戦の終結後、中国は、日本による侵略期間中に不法に占領されていた南海諸島を取り戻し、主権を回復させ行使した。中国政府は、南海諸島の管理を強化するため、1947年に南海諸島の地理名称を改めて審査し改定して、「南海諸島地理志略」を編集し、南海断続線を記す「南海諸島位置図」を作成した。そしてこれを1948年2月に正式に発表した。

 二、中華人民共和国は1949年10月1日に成立して以降、南海での領土主権と海洋権益を断固として守り続けている。1958年の「中華人民共和国政府の領海に関する声明」、1992年の「領海及び接続水域法」、1998年の「排他的経済水域と大陸棚法」、また、1996年の「中華人民共和国全国人民代表大会常務委員会による『海洋法に関する国際連合条約』の批准決定」などの一連の法律文書は、南海における中国の領土主権と海洋権益を更に確立させた。

 三、歴代中国政府の一貫した立場、中国の国内法、及び「海洋法に関する国際連合条約」を含む国際法に基づいて、南海における中国の領土主権と海洋権益には次のような内容がある。

 (1)中国は、東沙群島、西沙群島、中沙群島と南沙群島が含まれる南海諸島の主権を持つ

 (2)中国南海諸島は、内水、領海と接続水域を持つ

 (3)中国南海諸島は、排他的経済水域と大陸棚を持つ

 (4)中国は、南海での歴史的権利を持つ

 四、いくつかの国による中国の南沙群島と一部の島礁の不法な占領、及び中国が管轄する関連海域の権利を侵害する行動に、一貫して断固反対している。中国は、歴史的な事実を尊重した上で、国際法に則り、当事国との直接交渉によって、南海に関する争いを平和的に解決したい。

 五、各国の国際法に基づいた南海での航行の自由を尊重し、支持する。他の沿岸諸国及び国際社会と協力して、南海の国際海路の安全とスムーズな航行を維持する。(任春生、謙)

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