記者会見で「アメリカは海洋法治の推進を口にして国際法の遵守を他国に求める一方、長期にわたってその同盟国が中国の島嶼を不法に占拠している現状を無視している」ということについて記者にコメントを求められた際、陸報道官は、「アメリカによるアジア太平洋地域へのいわゆるリバランス戦略が実施される以前、南海地域には係争問題や関係国家の意見の食い違いが存在してはいたものの、全体として非常に安定的かつ平和的な雰囲気が保たれていた。アメリカによる『リバランス』の実施こそが、状況を変えてしまったのだ」と指摘しました。
陸報道官はさらに「アメリカの一部の人間は海洋法治の維持者を気取りながら、『国連海洋法条約』への批准については、条約締結後の34年間拒み続けてきた。第三者の介入によるトラブルの解決という方法の受け入れを他国に求める一方で、自らはそれを遠ざけてきた。このような投機的なやり方は国際法の権威性と厳粛性、ならびに有効性をひどく破壊するものであり、危険なやり方だ。国際社会の強い警戒を受けるに値する」と述べました。(洋、梅)
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