米国は、「朝鮮からの核兵器とミサイルの威嚇」に対応することを口実に、グローバルなミサイル迎撃システムをアジア太平洋地域に配備しようとします。その狙いは、アジア太平洋地域での軍事的存在を強化し、世界における米国の地政学的な勢力を強めることにあると専門家はみています。
ロシア科学院極東研究所政治研究と予測センターの責任者ビノグラトフ氏は「米国はTHAADの配備を通じて、世界における地政学的な勢力を強化する。韓国を朝鮮の脅威から守るというのは口実に過ぎない」と述べました。
ロシアの雑誌「国防」の総編集長コロチンコ氏は「米国の目的は、今後15年から20年の間にロシアの核兵器の役割を抑えることにある。韓国でのTHAAD配備は、グローバルなミサイル迎撃システム配備計画の一部で、ロシアだけでなく、中国の核兵器の抑制も、米軍が優先的に考慮している」と述べました。(MOU)
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