ロシアのプーチン大統領は6月30日に開かれたロシアの在外公館長会議で発言し、国際紛争の激化を回避するために統合した世界安全保障システムを構築するよう提唱しました。

　プーチン大統領は「世界に衝突が起きる可能性が拡大し、安全保障上のリスクは多くの地域へと蔓延しつつある。対話と協調・協力は危険回避の唯一の解決法である。国際社会はより公正的な秩序を確立し、責任を共同で負う統合的かつ分割のできない安全保障システムを構築するべきである」としました。

　プーチン大統領はまた「一部の国は自らの地政学的独占を維持するため、経済、政治、金融などのレバーを駆使して他国への内政干渉を行い、地域衝突を引き起こし、色の革命を輸出している」と指摘した上で、ＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）がロシアに対抗しようとすることをを批判しました。 （ジョウ、kokusei）