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第5回世界平和フォーラム、16日から北京で開催

2016-07-06 20:22:42     cri    
 第5回世界平和フォーラムが16日から17日にかけて、北京の清華大学で開かれます。

 世界及び地域の安全保障問題を議論する同フォーラムは清華大学と中国外交学会の共催により、2012年に創設。今年のテーマは「共同の安全秩序:協力、包容、開放」です。

 2016年上半期、世界レベルの軍事衝突の規模と激しさは、去年よりいくらか低下したものの、多くの地域の安全保障関係がこれまで以上に緊張したものになり、国際安全秩序に新しい火種がもたらされています。とりわけ、最近は、トルコの空港、カナダの住宅団地、イラク首都・バグダッドの商業地区などで相次いで爆発テロが起き、世界のテロ取り締まりは新たな困難に直面しています。欧州ではイギリスの欧州連合(EU)離脱を問う国民投票により、大国同士の安全協力に不確定要素が増大しています。南海エリアでは、近く裁決になる南海仲裁の結果により、衝突が一層複雑なものになることが予想されます。グローバリゼーションに見る「諸刃の剣」の現象がますます顕著なものになり、国際社会がより包容的な心構えで衝突に対処し、よりオープンな政策で安全協力を促していくことが求められています。

 こうした動きを背景に開かれる今回のフォーラムでは、各国が「共同の安全秩序」作りに向け連携し、議論の深さと広さを増すため、過去最多の24のグループディスカッションが予定されています。議題はグローバルな課題、地域の課題、専門的課題の三種類からなっており、欧州、南海、一帯一路(シルクロード経済ベルトと21 世紀海上シルクロード)、大国関係、核不拡散、テロ取り締まりなどが焦点になると見られています。また、議論の多様性を高めるため、清華大学国際関係研究院が(米)国際平和カーネギー基金、(米)アジア財団、(ロシア)モスクワ大学国際関係学部、(日本)東京財団研究会、韓国高等教育財団、サウジアラビア国際戦略研究所と提携して、6つの合同ディスカッショングループを立ち上げます。

 世界平和フォーラムは「グローバル性」、「非公式性」という特徴で国際社会から評価されています。今大会には海外の元政府要人5人の出席が確定したほか、52カ国の在中国大使館が開幕式に代表を派遣し、イギリス、アメリカ、日本、インド、サウジアラビア、韓国など20カ国のシンクタンクの代表者43人が発言する予定です。さらに、内外の研究者や大学関係者ら約200人の出席が見込まれているということです。(Yan、謙)

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