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外務省:仲裁裁判の権力拡大と乱用の問題を懸念

2016-07-06 13:09:14     cri    

 外務省の洪磊報道官は5日の定例記者会見で、「フィリピンが一方的に南海仲裁案を提出して以降、多くの国々と国際社会の各側が仲裁裁判にみられる権力拡大と権力乱用の問題を懸念している。国際法の秩序を深刻に損なうとの見解も示されている」と話しました。

 洪報道官は、「フィリピンが一方的に南海仲裁案を提出して以降、多くの国々と国際社会の各側が、交渉と協議を通じた南海問題の平和的な解決をめざす中国の立場を支持している。これは『正義の道は人々の心中にあり』という言葉の通りである」と述べ、各側が「南海各側行動宣言」を着実に履行すべきだと強調しました。

 洪報道官はさらに、「仲裁裁判所にみられる権力拡大と権力乱用の問題が各側から懸念されており、国際法の秩序を損なうとの見解もある。このことが南海地域の平和と安定を損ない、『南海各側行動宣言』の履行とこれにまつわる協議に深刻に影響するとみられている」と示しました。(雲莎、謙)

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