タイの元副首相で、アジア平和和解理事会のスラキアット・サティアンタイ会長は「国際法に基づけば、全ての国が仲裁を受けいれる権利と同時に、仲裁を受け入れない権利を持っている。これは各国が自主的に判断するものだ。フィリピンが一方的に南海仲裁案を提起したことについて、中国は最初から受け入れない、参与しない立場を明らかにしていた。国際社会は中国の立場を尊重すべきだ」と話しました。

　カンボジア戦略研究所理事会会長兼共同創始者のチャン・ヴァナリッツ氏は「国際仲裁は南海問題の解決に何の役にも立たず、それどころか緊迫した地域情勢をいっそう悪化させ、マイナスの影響を与える。関係国の平和的な交渉と協力が解決のルートだ」と述べました。

　パキスタンの元外務秘書官リアズ・コーカル氏は「対話と交渉によって紛争を解決するという中国の主張は建設的なものである。地域内の問題は当事国の直接対話によって解決されるべきだ」と強調しました。（殷、謙）