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南海における航行と飛行の自由は偽命題=外務省

2016-06-06 10:49:23     cri    

 外務省の華春瑩報道官は5日、IISS・シャングリラ対話(アジア安全保障会議)における南海での航行と飛行の自由に関する記者の質問に答え、「南海での航行と飛行の自由は偽りの命題だ。一部の国家には所謂『航行と飛行の自由権』の維持・行使を口実にした域内の平和と安定を擾乱する企てを止めていただきたい」と呼びかけました。

 シャングリラ対話において、一部の参加者が南海問題に言及し、南海における航行と飛行の自由に懸念を示したことに関する記者の質問に対し、華報道官は、「中国側は関連の言論に留意している。南海における航行と飛行の自由は偽りの命題であり、各国の南海地区での正常な航行と飛行活動は一貫して順調であり、いかなる国にも問題が起こったことはない」と答えました。そして、「中国は、各国が国際法に基づいて南海における航行と飛行の自由権を享受すること支持しており、その実現のため、南海の沿岸諸国とともに多大な努力を払ってきた。これは国際社会も認めるところだ」と述べました。

 華報道官はまた、「一部の国家が南海における航行と飛行の自由の問題をむやみに煽り立てることには別の意図があると思われる。南海における所謂緊迫した情勢を煽り立てたり、域内諸国の関係を悪化させたりするなどの行為は、政治上と軍事面から南海問題に介入する口実を作り上げようとするものであり、これこそが彼らの真の目的だと考える」と指摘しました。

 さらに、「南海最大の沿岸国である中国が、南海での航行と飛行の自由を守ることは、国際法の求めるところであり、中国自らの根本的利益にも合致している。中国はこれからも断固として南海における航行と飛行の自由を守り続け、滞りのない海路と空路の確保を継続していく」と重ねて表明しました。(Lin、む)

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