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王外相が欧州議会決議にコメント「約束は守るように」

2016-05-17 14:08:31     cri    

 外務省の王毅外相は16日、欧州議会が採択した中国の市場経済国認定に反対する決議について、「この決議には何の建設性もない」として、「約束は守るように」と求めました。

 王外相は中国訪問中のマルク・エロー外相と共同記者会見を開いた際、「中国の市場経済を認めるかどうかは、WTO加盟議定書の15条の履行とは無関係である。これらを意図的に関連付け、混同してはならない」として「議定書の第15条では、WTO加盟メンバーは2016年12月11日をもって『代替国』を用いた中国に対する反ダンピング調査を中止或いは終了しなければならないとしている。これはWTO加盟メンバー全員が遵守する国際条約上の義務で、メンバーの国内基準によって決められるものではない。中国を市場経済国として認めるかどうかに関わらず、欧州連合(EU)はWTOの一員として議定書の第15条によって決められた法的義務を履行しなければならない。これは回避したり、逃れたりすることのできないものだ」と述べました。

 王外相はまた、「中国とEUは互いに一、二の貿易パートナーであり、中国は長年に渡ってEUに安定的かつ信頼性のある市場を提供し、大量の雇用を創出してきた。われわれは相互尊重、平等互恵の原則に則って、EUとの経済貿易協力を深めていきたい。EUに対して、中国の発展を客観的に見て、WTOのルールを尊重し、尽くすべき義務を遵守するよう求める」と強調しました。(ヒガシ、謙)

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