会員登録

国連「世界経済の成長は今も力強さに欠ける」

2016-05-13 11:42:45     cri    

 国連は12日、「世界の経済状況と展望2016」と題した報告書を発表し、世界経済の成長は今も力強さに欠け、2016年の成長率は2.4%、2017年の成長率が2.8%となると見込んでいます。

 国際連合経済社会局はこの日、ニューヨークにある国連本部で報告発表会を行いました。発表された報告書によりますと、今年の世界経済の成長率予想は去年12月時点の2.9%から2.4%に下方修正されています。これは、先進国の需要の持続的な低迷が成長の足かせとなっているからだと指摘しています。

 報告では、大口商品価格の下落や財政と経常収支の不均衡の拡大、政策が厳しくなったことなどが、アフリカや独立国家共同体、ラテンアメリカ、カリブ海地域の大口商品の輸出にマイナスの影響を及ぼしていることや、悪天候や政治分野からの課題、資金の大量流出などが多くの発展途上国と地域の経済成長に不利になることが取り上げられています。

 また、報告では、後発開発途上国の2016年の経済成長率が4.8%、2017年が5.5%と予測され、持続可能な発展目標の「少なくとも7%」のGDP・国内総生産の目標よりはるかに低くなっています。これは、教育や保健、気候変動に対応する公共支出と貧困撲滅にも影響を及ぼすだろうと見らています。(藍、keiko)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS