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国連安保理改革について、中国代表が3つの提言

2016-05-04 15:18:59     cri    

 ニューヨークにある国連本部で2日、第70回国連安保理改革の政府間交渉が行われました。中国の呉海涛臨時代理大使は席上で「安保理改革は、より多くの国、とりわけ中小国家が安保理に加わって政策決定に参与できる機会を増やすものでなくてはならない」と主張しました。

 呉大使は「国連創立からの70年間で、加盟国の数と組織構成は大きく変化し、加盟国の数は51から193になっている。後から加盟した国の大多数が発展途上国で、そのうち54カ国がアフリカの国家であり、全体の193カ国の四分の一を超えている」と指摘した上で、「安保理が審議する問題の多くは発展途上国、とりわけアフリカ諸国とかかわるものだ。これら関係当事国は安保理でより大きな役割を果たすべきである」との見方を示しました。

 さらに、呉大使は安保理改革について、「第一に、各側が引き続き政府間交渉という枠組み内に残って、相手の立場と関心事に配慮しつつ討議を深め、最大限の合意を達成するべきだ。人為的に期限日を設けることは避けたい。第二に、改革プロセスは193の加盟国が共有するとともに、加盟各国によって主導されるべきだ。政府間交渉は、国連の決議を踏まえて、加盟国主導という原則を堅持して進める必要がある。第三に、安保理改革で取り上げられる5つの方面の課題は、互いに関連性を持っていることから、各側は安保理改革を軸に、総括的な解決案を練りだすべきだ」という三つの提案を打ち出しました。(朱、謙)

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