中国外務省の華春瑩報道官は25日、定例記者会見で「第22回中国ASEAN高官協議が27日と28日の両日、シンガポールで行われる。協議は劉振民外務次官と、シンガポールのCheeWeeKiong外務省常務秘書が共同で主宰する」と発表しました。シンガポールは現在、ASEAN（東南アジア諸国連合）のメンバー国として、中国・ASEAN関係のコーディネートを務めています。

　華報道官は「中国・ASEAN高官協議は、中国とASEAN加盟10カ国の外交や関連事務に携わる高官が協議する重要な年次会合だ。今回の協議では、中国・ASEANの関係や東アジア地域の協力について討議するほか、双方の対話関係確立25周年を記念するイベントの用意をする」と話したうえで、「各国の高官はまた『南海問題各側の行動宣言』をめぐるハイレベル会合の実施や、同宣言の効果的な実施、海上協力の強化について意見交換を行い、同宣言の枠組みの中で『南海行動の準則』を討議する」と明らかにしました。（MOU、謙）