劉振民外務次官は4日、北京で「中国は、揺るぎなくASEAN・東南アジア諸国連合共同体の構築や、ASEANの一体化、ASEANがアジアの地域協力の中で中核的な役割を果たしていくことを期待する」と述べました。
中国とカンボジアの政府間協調委員会の第3回会議がこの日、北京で開かれ、楊潔チ国務委員とハオ・ナムホン・カンボジア副首相兼外務国際協力大臣が共に会議を主催しました。劉振民外務次官は、会議後の記者会見で以上のように述べました。
劉外務次官は、また「中国はカンボジア、東南アジア諸国と協力し、東南アジアの平和を維持していく」とした上で、「両国は、中国とアセアンのメンバー国が南海問題を妥当的に対処することを推進していくと合意した。『デュアル・トラック・アプローチ』、つまり、当事国が交渉で問題を平和的に解決していく一方、南海の平和と安定は中国とASEAN諸国が共に維持していくという原則にのっとって、『南海各方面行動宣言』を実行に移し、南海での航行自由を保障していく」と述べました。
会議期間中、両国は、今年の各分野における実務協力の方向性や目標を確定していくということです。劉外務次官によりますと、次のステップとして、両国は「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想に関する政府間文書の調印と、すでに合意した生産能力協力と投資覚書の実行を予定しているとしています。(藍、む)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |