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ASEANと共に南海地域の平和と安定を維持=外務省

2016-03-02 21:23:53     cri    

 外務省の洪磊報道官は2日の定例記者会見で、中国とアセアン・東南アジア諸国は共に南海地域の平和と安定を維持する能力を有しており、米国は南海問題に関するスキャンダラスな騒ぎ立てを止めるべきであることを強調しました。

 米国のカーター国防長官は1日、サンフランシスコで講演した際、「中国は南海の軍事化を追求すべきではない」と指摘、また、「係争のある島嶼に地対空ミサイルなどの設備を配置することも含む、中国の南海における強気のアクションに反対する。米軍は南海を含む世界の海上安全を守る」と述べました。

 洪報道官はこれに対し「何度も主張しているように、中国が自らの領土に防衛設備を配備することは何も珍しいことではなく、国際法に基づく自衛権と防御権を行使するものであり、強気の行動なるものではなく、軍事化には当たらない。米国は長年にわたり、南海とその周辺に軍事施設を配備し、強い目的性をもつ軍事訓練を行い、軍用艦や偵察機を用いたて頻繁な他国海域への偵察を行っている。こうしたアクションこそが南海の事態をエスカレートさせる要因であり、南海の「軍事化」を誘発する最大の要素である」と述べました。

 また、洪報道官は「中国の領土主権と海洋権益を守る決心と意志は揺るがぬものだ。中国とアセアン・東南アジア諸国は南海地域の平和と安定を共同で維持する能力と自信を持っている。米国には、南海問題でスキャンダラスに騒ぎ立てたり、緊張を煽ったり、威嚇の色合いをもつ発言をすることを止め、南海地区の国家による平和と安定の努力を尊重してほしい」と語りました。

(雲莎・む)

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