中国の王毅外相とドイツのシュタイン マイアー外相は8日、北京で中・独外交安全戦略対話を行いました。

　この中で、王外相は「中独関係が高いレベルの発展を保ち、最も活発で最も成果ある時期にある。昨年開始した外交安全戦略対話は中独協力がさらに深められたことを意味し、両国の全面的な戦略パートナーシップの新たな発展を表している」と述べ、さらに、メルケル首相が今年下半期に主要２０ヵ国・地域首脳会合（G20）に参加するため杭州を訪れることに歓迎の意を表した後、双方が「中国製造２０２５」とドイツの「工業４．０」のドッキングを推進し、高速鉄道分野で三者協力を検討していくと述べた上で、ドイツ企業が中国の中西部開発で役割を果たすことに期待を示しました。

　これに対して、シュタイン マイアー外相は、ガウク大統領がこのほどの訪中に満足していることを伝えた後、ドイツ側が中国と引き続き頻繁なハイレベル往来を保ち、十分な交流を行うと共に、次回の政府間交渉の準備を進め、経済貿易協力をより推進し、人的・文化交流を一層強化し、国際や地域問題での意思疎通と協力をより進めて行くとの考えを示しました。

　双方はアフガニスタンでの鉱業人材の育成や災害の予防と救助、削減などの分野で三者協力を行い、アフガンの平和的再建と発展を支持していくことで見解の一致を見ました。（ヒガシ）