中国外務省の華春瑩報道官は22日の定例記者会見で、日本が少量の核材料を米国に返却したことについて「日本が約束を果たし敏感な核材料を返却して核拡散防止に尽力するよう中国は期待している」と語りました。
日本がこのほど原子爆弾50発分のプルトニウムを米国に移送したことについて、一部国際組織は「日本が今回移送したプルトニウムはその在庫量の一部に過ぎず、核拡散防止における努力にプラスにならない」と批判しています。
これについて、中国外務省の華春瑩報道官は22日の定例記者会見で「敏感な核材料を返却する約束は、日本が2年前に行われた前回の原子力安全サミットで約束したものだと記憶している。日本は早期に履行するべきだった。日本では分離プルトニウムや高濃縮ウランといった敏感な核材料がまだ大量に貯蔵されている。国際社会から大きな関心を寄せているこの問題について、日本は必要な措置を講じなければならない」と強調しました。(ミン・イヒョウ kokusei)
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