中国外務省の洪磊報道官は9日の記者会見で、2年前に消息を絶ったマレーシア航空MH370便の捜索活動について、「捜索に当たっている国際調査チームが引き続き全力で調査し、事件の原因を究明し、全ての乗客乗員の家族に責任ある答えを与えるよう期待している」と述べ、さらに「中国は、捜索活動について引き続き関係国と密接な連携を保っていく」としました。

　捜索に当たっている国際調査チームは8日、中間声明を発表し、捜索や原因の調査を続けていると明らかにしました。同日、マレーシアのナジブ首相も声明を発表し、「捜索活動は今年後半に終わる見込みだ。インド洋での捜索が失敗すれば、マレーシア、オーストラリアと中国は次の行動を協議する」と述べました。

　現在、オーストラリアの主導により、海底捜索が続けられています。中国政府は今年1月、南インド洋に専門的な船舶を派遣し、捜索に当たっています。

　マレーシア航空MH370便が2014年3月8日、クアラルンプールから北京に向かう途中、消息を絶ちました。乗客乗員239人で、うち154人が中国人だということです。（鵬、kokusei）