マレーシア警察のハリド長官は12日、「フィリピン当局の捜索の結果、フィリピン南部でマレーシア航空MH370便の残骸は発見されなかった」と発表しました。

　これは現地通報者が10日、その甥がフィリピンのタウィタウィ島でマレーシア航空MH370便の残骸らしき物体を発見したという通報をしたことによるもので、通報によれば、機内のパイロット席に1人の遺骨があり、遺骨にはシートバルトが着用されており、マレーシアの国旗も目撃されたとされていました。

　これを受け、マレーシア警察当局は直ちに、フィリピン警察当局に照会と報告を求めていたところ、12日になり、フィリピン警察当局から機体発見を否定する報告が届いたとのことです。（玉華、向）