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<全人代>第12期全人代第4回会議 北京で開幕

2016-03-05 17:35:43     cri    
 第12期全国人民代表大会第4回会議(全人代)が5日午前、北京・人民大会堂で開幕しました。

 会議の議事日程に従い、会議の冒頭で李克強首相が国務院を代表して政府活動報告を行いました。政府活動報告は、2015年度の活動の総括、第13次5ヵ年計画における主要目標・任務と重要措置、および2016年の重点活動の3つの部分からなっています。

 李首相は、まず昨年の成果を振り返りました。昨年、中国経済の動きは合理的レンジ内に保たれ、国内総生産(GDP)は67兆7000億元に達し、6.9%増となりました。また、構造調整に好ましい進展があり、サービス業の対GDP比が50.5%に上昇、初めてGDPの半分を超え、ハイテク産業と設備製造業の伸びが一般工業を上回りました。このほか、発展の新勢力が急成長し、新規登記・登録企業が通年で21.6%、一日平均1万2000社増加しました。さらに、国民生活に改善が見られました。国民1人当たりの可処分所得が実質で7.4%伸び、経済成長率を上回りました。

 李首相は、「この一年に得られた成果は、習近平同志を総書記とする党中央が全局を統帥し、合理的政策決定を行った結果であり、全党・全軍・全国各民族人民が心を一つにして協力し、粘り強く奮闘した結果である」と強調しながら、「わが国の発展にはなおも少なからぬ困難や問題が存在している」と指摘しました。

 これに続き、李首相は、第13次5ヵ年計画の主要目標・任務と重要措置などを陳述しました。李首相は、

 1、経済の中高速成長を保ち、産業の中高次元化を促進すること。

 2、革新による牽引作用を強化、発展に強大な後押しを供給すること。

 3、新しいタイプの都市化と農業現代化を推進し、都市・農村間、地域間の協調的発展を促進すること。

 4、生産方式とライフスタイルのグリーン化を促進し、生態環境の改善を加速すること。

 5、改革開放を深化させ、発展の新体制を構築すること。

 6、国民の福祉を持続的に増進し、全国民が発展の成果を共有できるようにすること。

 など、六点を強調しました。

 李首相は、また「第13次5ヵ年計画期間の経済・社会発展に関する活動を首尾よく進め、小康社会の全面的完成という目標を達成するためには、以下の三点をしっかりと押さえなければならない」とし、①発展という最重要任務に着実に注力し、手を緩めないこと。②構造改革を強力に推進すること。③発展の新旧原動力のバトンタッチ・転換を速めることを挙げました。

 李首相は、さらに2016年の重点活動について説明し、2016年の中国の国内総生産(GDP)の伸び率目標を6.5%から7%としました。 また、消費者物価指数(CPI)の伸び率を3%程度、都市部新規雇用数の増加を1000万人以上、登録失業率を4.5%以下、輸出入の安定回復と好転、国際収支のバランス化、経済発展と同ペースでの住民所得の増加、実質GDP当たりのエネルギー消費の3.4%削減、主要汚染物排出の持続的削減といった目標も同時に盛り込みました。

 なお、会議期間中、全人代では「国民経済と社会発展に関する第13次5ヵ年計画要綱」草案、「2015年国民経済と社会発展計画の実施情況」、「2016年国民経済と社会発展計画案に関する報告」および「2016年計画案」、「2015年中央政府・地方政府予算実施情況」および「2016年中央政府・地方政府予算案に関する報告」、そして「2016年全国予算案」などが審議される予定です。

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