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シェンゲン協定運用の正常化を=欧州委員会

2016-03-05 11:45:27     cri    


 欧州連合(EU)欧州委員会は4日、移動の自由を定めた「シェンゲン」協定の正常化を目指すロードマップを提出し、難民危機に対応するために復活させたEU内部の出入国管理を今年末に解除するよう協定の加盟国に求めました。

 EUは、「難民の流入を阻止するために、シェンゲン協定加盟国それぞれが"壁"を作り、出入国管理を行うことは人的往来に影響するだけでなく、年間で最大180億ユーロ(約2兆2500億円)の経済的損失になる恐れがある」と警告しています。

 また、欧州委員会の移民・内務・市民権担当のディミトリオス・アヴラモプロス委員は、「現在、シェンゲン協定加盟国の8か国は一時的に出入国管理をしているが、加盟国は加盟国外部の出入国管理を強化してこそ、加盟国内のスムーズな人的往来が保障できる」と強調し、ギリシャやトルコを始めとする加盟国の対外国境線を護るため、国境沿岸警備隊の設立を加盟国に呼びかけました。(藍、む)

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