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李克強首相、米財務長官と会談

2016-03-01 12:37:07     cri    


 中国の李克強首相は29日午前、北京でアメリカ大統領の特使を務めるルー財務長官と会談を行いました。

 李首相は「良好な中米関係は両国にとって非常に重要だ。中国は、アメリカとの経済貿易などの分野における協力を重視する。習近平国家主席は近いうちにオバマ大統領と再度会談を行う予定で、中米関係の新たな発展を促すだろう。中国は去年、アメリカにとって最大の貿易パートナーとなった。中国はアメリカとともに交流と協議を深め、それぞれの関心事に配慮し合い、互恵的でハイレベルな相互投資協定の締結を促していく」と述べました。

 李首相は当面の中国経済情勢を紹介し、「中国は経済モデルの転換期にあり、経済発展の原動力を新しいものに取りかえている。積極的な財政政策の実施にはまだまだ余地があり、更なる効果が出せるだろう。構造改革、とりわけ供給側の構造改革を力強く推し進め、市場の活力と社会の創造力を刺激する。行政の簡素化と権限の下方委譲を通して、「大衆創業、万衆創新(大衆の起業、万人の革新)」を促し、「市場進出の制限を緩め、公平競争の市場環境を作り上げる」と強調しました。

 人民元の為替レートについて李首相は「市場の供給と需要にもとづき、『特別引き出し権(SDR)』の構成通貨を参考にして、ボラティリティーのある為替レートメカニズムを管理・実行する。それによって合理的でバランスの取れた範囲内で人民元レートの基本的安定を維持する」と強調しました。

 これに対し、ルー財務長官は「中国政府は、人民元為替レートや構造改革などの面で積極的なシグナルを出した。これは世界各国に経済の明るい見通しを示すものだ。アメリカは、中国と交流を強化し、新しいラウンドの戦略経済対話が成功裏に行われ、双方が相互投資協定の交渉で実質的な成果を早期に収められることを願う」と述べました。(MOU、謙)

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