李克強首相が3日に主催した国務院常務会議で、イノベーションと起業基地の創設、農村の送電網の改善プロジェクトの実施、極度の貧困者への救済活動を行うことなどが決定されたほか、「全国社会保障基金条例（草案）」が採択されました。

　会議は、「新たな形の起業とイノベーションのプラットフォームを作ることによって、過剰な生産能力を消化していく。これを実現させるには、国家によるイノベーションモデルパークやハイテク産業開発区などを基礎にした、国家クラスのイノベーションプラットフォームを創設する一方、使用されていない工場や倉庫などをイノベーションと起業の場として改造することを奨励する。新興企業の基地内のオフィス利用や、利用時に生じた水道料金、電気料金、通信費などを対象とする補助金を給付するなどの政策を講じて支援していくほか、技術者らの基地利用を奨励し、その知的所有権の登記申請や技術転用などの面で補助措置を講じていく」としています。（藍、む）