中国の劉結一国連大使は26日、「国連安全保障理事会が、シリアの各側が敵対行動を停止する協定を認めるよう求めた決議を採択した。中国はこれを歓迎し、停戦協定を確実に履行するようシリアの各側に呼びかける」と述べました。

　国連安保理ではこの日、シリアでの敵対行動を停止する停戦協定を認めるよう求めた2268号決議が採択されました。

　これについて、中国の劉結一国連大使は、「今月11日と12日、シリア支援国会合第4回外相会議はミュンヘンで開かれた。出席側はシリアで人道援助を行い、敵対行動を停止するなどの問題について共通認識に達成し、積極的な成果を上げた。中国の王毅外相は代表団を率いて会議に参加し、重要な貢献をした。また、ロシアとアメリカはこのほどシリアの各側が敵対行動を停止することで合意した。中国はこれに賞賛の意を表す。その後、国連は2268号決議を採択した。これは、国際社会がシリア問題の政治的解決を支持していることを示している」と述べました。

　劉大使はまた「シリア問題の政治的解決は唯一の方法である」と強調した上で、中国は、国連がシリア各側の間で斡旋する重要な役割を果たしていることを支持し、中国も引き続きシリア問題の政治的解決で積極的かつ建設的な役割を果たしていきたいと強調しました。（藍、kokusei）