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王毅外相、シリア支援国会合外相会議の成果紹介

2016-02-13 15:41:27     cri    

 ドイツのミュンヘンで開かれた「シリア支援国会合」第4回外相会議に出席している王毅外相は12日、メディアのインタビューに対し、会議の進捗情況や成果などについて紹介しました。

 それによりますと、今回会議の主な成果には、①援助物質が今週中にシリア難民の手元に届くよう、関係各方面が人道主義援助ルートの確保に合意したこと。②1週間以内にシリア国内での敵対活動を全面的に停止すること。そして、国連の主導の下で、アメリカとロシアをはじめとする作業グループを立ち上げ、暴力停止の詳細について協議すること。③これら進展を踏まえて、ジュネーブでシリア国内の和平交渉をいち早く再開し、和平交渉と停戦を同時に進めることなどがあります。

 また、今回外相会議の進展は得がたいものだとみている中国側は4つの提案をしました。①関係各方面は国連安保理が去年末に可決したシリア問題に関する2254号決議を厳格に実施し、いかなる情況でも政治的解決の方向性を諦めないこと。②シリア国内の各派はシリア人民の利益を重んじ、困難を乗り越えていち早く和平交渉を再開し、シリアの前途と運命を決める権力をシリア人民に与えること。③域内諸国、特にシリア情勢に大きな影響を与える国は非難し合うことをやめ、まもなく実施される停戦や暴力停止、人道主義援助に支障を与えず、建設的な役割を果たすこと。④支援国会合のメンバーを含む域外諸国、特にアメリカとロシアは本地域の平和を重んじ、それぞれの責任を理解すること。そして、今回の外相会議の共同コミュニケと安保理2254号決議を着実に履行し、シリア問題の政治的解決に必要な外部環境を作ること、といったものです。

 王毅外相はさらに、「支援国会合の一員として、中国は積極的に一連のプロセスに関わっていく。必要な時に積極的かつ建設的な役割を果たし、問題解決の方法や提案を打ち出していく」と述べました。(02/13 Lin, Keiko)

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