王外相は「我々は9回にわたってシリアや周辺地域への人道支援を行ってきた。習近平主席は昨年末より、重要な国際会議の場などで中国の今後の支援計画を発表している。今回の会議でも表明したように、我々は新たな食糧支援でシリア難民の緊急需要を緩和させる予定だ」と述べました。

　王外相はまた、「外部からの援助は状況を一時的に緩和させるだけで、シリアの末永い平和の実現こそが、人道危機の根本的な解決の道だ。このため、中国はシリア問題の政治的解決を強く支持する」とし、「シリア政府と反体制派はシリア国民の利益を重視すべきである。また、シリア問題に関わる国、とりわけ大国は地域と世界の平和を守ることを大前提に協力し合い、シリア紛争の解決に向けた環境を育み、有利な条件を提供するべきだ」と強調しました。

　王外相は、安保理の常任理事国として、また、シリアの友人として、中国は中国の立場から、引き続き紛争の解決に尽力する姿勢を示しました。(康、謙)