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中国の習近平国家主席は21日、カイロのアラブ連盟本部で、「中国とアラブ連盟の関係の美しい未来を共に切り開こう」と題する演説を行いました。
習近平主席は演説で「中華民族とアラブ民族が互いに真心を込めて付き合い、この相互信頼は堅く破ることはできない」と強調し、「今後、『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)をともに構築し、平和、イノベーション、ガバナンス、融合などと言った行動理念を確立して、中国とアラブという二つの民族の復興を推し進めていく」と指摘しました。
習主席は更に「中東は豊かな地区だ。しかし、いまだに戦争や衝突から抜け出していない」と指摘した後、「武力では問題の解決にはならない。衝突各側が政治的手段によって問題の解決を目指すべきだ。難局を打開するその鍵は、発展を速めることだ。そして国情にあった発展の道を選ぶのが重要だ。国の発展の道はその国の人々が決めるべきで、また自国の歴史、文化伝統、経済社会の発展レベルに基づいて選ばなければならない」と語りました。
「一帯一路」の共同構築に触れ、習主席は「向こう5年は重要な時期だ。われわれは、中東和平の建設者、中東発展の推進者、中東工業化の促進者、中東諸国の人々の心と心の触れ合いを促す協力パートナーになるべきだ」と強調しました。
なお、演説には、アラブ連盟駐在の各国の代表、アラブ連盟の職員、およびエジプトの政府高官ら約200人が集まりました。
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