中国大陸の指導者•習近平氏と台湾の指導者•馬英九氏の会談は7日午後、シンガポールで行われました。

　席上、習近平氏は、「当面、両岸関係の発展は方向と道をどう選ぶかに直面している。われわれがこうしてひざを交えて話し合うのは、歴史悲劇の再度発生を防ぎ、両岸関係の平和的な発展で得た成果を失ってはいけないためだ。両岸の同胞たちが平和的で安定した生活を継続し、われわれの子々孫々が共に美しい未来を享有することができるようにさせるためだ」と強調しました。

　習近平氏はまた、「両岸の双方は、両岸関係発展の過程の中から啓発を見つけ出し、民族や歴史に対する責任を負う態度で、歴史の試練に耐えられる正しい選択をしなければならない。われわれは、両岸の中国人が自らの問題を解決できる能力と知恵があり、共に世界や地域の平和と安定、発展と繁栄により大きく寄与していくということを、行動で世界の人々に示さなければならない」と述べました。

　習近平氏はさらに、「両岸の双方は手を取り合って奮闘努力し、『九・二共通認識』を堅持し、共通した政治的基礎を強固なものにし、平和発展の道を歩むことを断固として堅持し、両岸関係が正しい方向に向かって発展していくことを確保し、両岸の交流と協力を深化させ、両岸同胞の福祉を増進し、中華民族の偉大な復興を図り、両岸同胞が民族復興の偉大な栄光を共に享有するため努力するよう希望する」と述べました。（藍、kokusei）