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　シンガポールを公式訪問中の中国の習近平国家主席は7日、シンガポール国立大学で講演を行い、「中国は一貫として周辺を中国外交全般の重要な位置に置き、周辺の平和や安定、発展を促進することを自らの責務としている」と強調した上で、「中国はその発展の成果を周辺諸国と分かち合っている。周辺諸国が中国の発展という『急行列車』への搭乗を歓迎する」と述べました。

　習主席はまた、新しい情勢の下で中国と周辺諸国との関係発展について四つの提案を打ち出しました。

　①共に平和と安定を維持すること。アジアの国々は永遠に互いに敵対せず、相互信頼を増進し、アジアの平和と安定を維持することで、アジア各国の発展と人々のよい住居と職業に良好な条件を作るべきだ。

　②発展戦略の連結を深めること。アジアの国々は自らの発展や民生の改善に力を集中すると同時に、助け合って、それぞれの発展戦略から新しい協力の原動力を見つけ出し、新たな協力計画を立て、それぞれの経済成長により多くの原動力を提供することを期待する。

　③安全分野で協力を積極的に推し進めていくこと。アジア各国の人々は、アジアの安全理念を実行し、地域の安全管理を協調しながら推進し、従来の安全問題や新たに生じた安全問題に共に直面して対応し、相互尊重・相互信頼・協力共栄の原則にのっとって、開放的かつ包容的態度で、隣国と付き合っていくことを望む。

　④アジア各国国民間の感情を深めること。アジア各国の人々は、悠久な歴史文明の中から栄養分を取り、アジア価値に対する共通認識を集め、文化と人的交流を拡大させ、善隣友好の社会的民意基礎を強め、『和』と『合』という伝統的な理念を貫いていくことを期待するということです。（藍、kokusei）