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習近平主席、シンガポールのトニー・タン大統領と会談

2015-11-07 10:38:44     cri    
 シンガポールを公式訪問中の中国の習近平国家主席は6日午後、シンガポールの大統領府でトニー・タン大統領と会談を行いました。両国の指導者は、両国関係を、全方位で協力的なパートナーシップに位置づけることで意見が一致し、両国間の自由貿易協定(FTA)のレベルアップについて交渉を始めることを決定しました。

 席上、習主席は、「両国国交樹立25年来、広汎な分野で確実な協力を進めてきた。現在、両国関係は重要な発展のチャンスに恵まれており、シンガポールと共に努力し、両国の新しい未来を切り開いていきたい」としたうえで、三つの提案を打ち出しました。「一、ハイレベルの密接な交流を保ち、戦略的な面で意思疎通を強化し、指導者らのリードとしての役割や果たしていくこと。二、実務的な協力を引き続き推し進め、重慶を運営センターとした、三つ目の政府間協力プロジェクトを推進し、それを両国間の互恵協力のモデルケースにする。また、両国企業が『一帯一路』(陸と海のシルクロード)の提案に基づき、第三者市場協力方式を模索し、金融分野での協力の潜在力を探っていく。さらに科学技術や環境保護、教育人文、社会管理などの分野でも協力を強化していくこと。三、地域や国際問題において協調と協力を強化していくこと。シンガポールは、今年から中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)関係のコーディネートを務める。中国はシンガポールと共に中国・ASEAN運命共同体を構築していきたい」と述べました。

 これに対して、トニー・タン大統領は、「習主席は両国国交25周年という節目の時にシンガポールを訪問することは、二国間の協力パートナーシップを新たな段階に引き上げていくことを信じている。ここ数年来、両国関係は全方位で迅速に発展しており、両国の指導層は密接な往来をたもち、蘇州工業パークと天津生態城プロジェクトに継いで、3番目の政府間プロジェクトもまもなくスタートする。こうしたことは両国関係に新たな原動力を注いだ。両国関係は経済貿易分野に限らず、時代と共に全方位で発展している。シンガポールは中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立に賛同し、これはこの地域の発展に役立つと判断し、積極的に関与していきたい。中国は国際社会の平和と安定を維持する力だと見ている。重大な国際や地域問題について、中国との協調や交流を強化していきたい。またASEAN諸国が中国と交流や協力を強化していくことにも賛同する」と述べました。(藍、kokusei)

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