習近平国家主席によるイギリスへの公式訪問を巡り、イギリスの主要メディアは「盛大なレセプション、議会演説、バッキンガム宮殿での晩餐会」などをキーワードに様々なニュースを報じるなど、その極めて高い注目度を示している他、貿易や投資などの分野における協力の成果作りを実現させるよう期待を寄せています。

　英国放送協会（BBC）は20日、公式サイトのトップで「なぜ習近平氏の来訪がこれほど重要なのか」と題する論評を掲載し、「中国の指導者の訪問は、経済貿易やサッカー事業での協力等で、イギリスにメリットをもたらすだろう」としています。

　イギリスのデイリー・テレグラフ紙は「レッドカーペットで中国を迎えるのはこの上なく正しい」と題する社説を発表し、「一部の人はイギリスが中国に恭しく迎合していると批判している。しかし、このような見解を持ち続けるならば、中国の高度成長による利益を共有するチャンスを見逃す結果となるだけだろう。砲艦外交の時代は既に過去のものになっている。今日、イギリスは異なる方法で中国との協力のチャンスを獲得していかなければならない」と指摘しました。（洋、向）