泰寧地質公園は中国東南部、福建省の泰寧県にあります。地質の構造が独特で、自然景観に恵まれた景勝地です。ユネスコ・国連教育科学文化機関は、泰寧地質公園は世界で最もいい地質公園のひとつだとしています。
泰寧地質公園は独特の丹霞地形でユネスコから世界地質公園に選ばれました。丹霞地形とは、1930年代に中国広東省の丹霞山を代表的な地形として名づけられました。 丹霞地形を形成する岩石層は内陸盆地に堆積した赤い屑岩です。 丹霞地形は主に中国、アメリカ西部、ヨーロッパ中部、オーストリアなどに分布していますが、分布面積が最も広いのは中国です。
中国国内では丹霞地形の場所が合わせて600ヶ所もあります。そのうち、泰寧地質公園のものは種類が多く、形がもっとも豊かです。それだけではなく、ここでは丹霞地形が湖の風景とよく合っていて、珍しい景観になっています。
泰寧地質公園では、寨下大峡谷に行くのをお勧めします。この峡谷の溝や谷は数千年間の風雨によって、作られました。ですから、ここはユネスコから「世界地質公園のサンプル」だと呼ばれています。
寨下大峡谷は実は500近くの峡谷からなっていて、地質公園では最も人気のある場所です。ここに入ると、観光客は形や広さのさまざまな峡谷を見たり、峡谷の形成の過程の感じたりすることができます。寨下大峡谷はまた、おもに3つの峡谷からなっています。
ここの丹霞地形はさまざまな景観を示しています。峡谷の景色は観光客の人気を集めています。
峡谷の深い底には湖があります。湖の名前は雁栖です。でも、この湖は峡谷の一番底にあるため、船を利用することができませんでした。地質公園の建設工事を行ったとき、湖に近いところでつり橋みたいな歩道を作りました。湖の真ん中には睡蓮があります。睡蓮はぎっしりと生えています。花が咲きますと、白い花が一面に咲いて、山との景色と合わせて、まるで仙境のようです。
丹霞地形とはいったいどんなものでしょうか。興味のある方は、ぜひ泰寧地質公園にお出かけください。
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