新疆は中国の北西部にあります。かつてシルクロードの通り道となり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間はクイズを交えながら、今日の新疆の様子をご紹介します。

　世界で最も高い山・チョモランマは世界各地の登山家のだれもが一度は登ってみたい山です。16日、新疆ビールチョモランマ登山隊の新疆出身のメンバー・楊春風さんと安少華さんは大きな困難を克服し、標高8844メートルのチョモランマに登頂して、多くの新疆登山家の夢を叶えました。

　5月15日、チョモランマの天気は快晴。新疆ビールチョモランマ登山隊のリーター楊春風さん、メンバーの安少華さん、任子翔さん、張京川さん、袁イさんからなる5人の登山隊は仕度を整えてベースキャンプを出発しました。このうち、楊春風さん、安少華さんは新疆からの登山家です。

　リーターの楊春風さんは登山隊の先頭に立って、みんなの道案内をしました。危険な場所では気をつけてとメンバー達に声をかけました。そして、登頂した時、楊春風さんは下着までも汗でびっしょりと濡れていたそうです。

　「登頂の瞬間、実はあまり興奮しませんでした。最も危険なのは下りだということを知っていたからです。頂上から下る時、ある険しい山道を通った時に、突然、足を滑らし、僕は懸命にロープを掴んで墜落しないようにしました。私はメンバー達に気をつけてくださいと声を掛けました」