今週の「中国の旅」の番組では、中国の黄帝の伝説と陝西省西安市にある黄帝陵や北京の地下鉄についてお話しました。
黄帝は中国人の始祖だと言われています。中国人は自分が黄帝と炎帝の子孫だと思っています。ですから、毎年、海外や香港、マカオ、台湾から大勢の人たちがやってきて、陝西省にある黄帝陵に来てお参りをします。
さて、私の場合は最近、地下鉄で出勤することが多いです。特に午後出勤の時、よく地下鉄で外国人が乗っていて、北京の旅行パンフレットを持っている姿を見かけます。言葉も通じないし、異国で旅行している外国人たちの姿を見るととても心配になります。今週の番組では北京の地下鉄についてご紹介しました。
今、中国で地下鉄が開通している都市は北京、上海、天津、広州、南京です。運賃は地域によって異なりますが、だいたいは3元から5元ぐらいです。
路線も日本みたいな複雑なものではありませんから、車内にかけている看板を見ればすぐ分かります。各駅の名前も漢字とローマ字両方で書きますから、言葉が通じなくても漢字を見ればすぐ分かります。
今の北京の地下鉄は3つの路線があります。1号線は北京を東西に横切る形、2号線は中心部を一周する環状線、そして13号線は環状線の北の郊外をU字型に回る形で走っています。
北京の地下鉄には、詳しい時刻表というものはありません。しかし、通勤の時間帯は2分間に1本、ほかの時間帯は1時間に6ー8本位の割合で走っています。詳しい時刻表を持ってなくても大丈夫です。
皆さんも北京を訪れたときには、ぜひ一度利用してみてください。
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