今週の「中国の旅」の番組では、内蒙古の阿爾山観光の話題を取上げてお話しました。
今年は内蒙古自治区が成立して60周年になります。これにちなんで、中国国際放送局の記者たちは内蒙古自治区を取材してきました。今週の番組では、その取材の中からご紹介しました。
内蒙古自治区の東部にある阿爾山市の西側はモンゴルと接しています。阿爾山には温泉、山、森林、雪の景観など観光地が多いため、地元では「阿爾山に来なければ、興安嶺に来たとはいえない」といういい方があります。
阿爾山は海抜の高い地区にありますから、夏も暖かいというよりちょっと涼しいです。冬は長くてとても寒いです。毎年の9月から次の年の5月までは冬です。
阿爾山とは蒙古語で「熱い神聖な水」の意味です。阿爾山にはたくさんの温泉があります。「温泉につからないと、阿爾山に来たとはいえない」と地元の人々にいわれています。
阿爾山は天池という場所が有名です。天池とは火山の噴火口にできた湖です。伝説では、阿爾山の天池は仙女たちが水浴をするところだそうです。面積は13.5ヘクタールで、新疆ウィグル自治区の天池と吉林省の長白山の天池に次いで中国の火山の湖で第3位の大きさです。
最近になって、観光客も増えてきました。外国人観光客は主にロシアとモンゴルからの人が多いです。
冬の阿爾山もとても美しいそうです。でも、美しいだけではなくて、阿爾山は冬のスキーにも適しています。2006年トリノオリンピックの男子フリースタイルスキーでチャンピオンに輝いた韓曉鵬選手と女子で2位を獲得した李(女尼)娜選手などが4年間続けてここで訓練を受けたそうです。もしチャンスがあったら、ぜひ訪ねてください。
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