大理白族自治州は雲南の西側にあり、東に楚雄、西に保山、北に麗江、南に思茅と隣接しています。総面積2万9500平方キロ、人口320万の大理白族自治州には、白族(ペー族)、漢族、回族(ホイ族)、彝族(イー族)、チベット族とリス族など25の民族が生活しており、そのうち、白族が総人口の3分の1を占めています。
大理市は大理白族自治州の州都で、雲南省の西北部に位置し、横断山脈の南側にあたり、山と川に囲まれた高原の盆地にあります。大理市は国家級の歴史文化都市、自然保護区であり、中国の優れた観光都市リストに最初に登録された都市の一つでもあります。大理市には、白族を主とした少数民族が集中的に生活しており、白族は総人口49万人の65%を占めています。
大理は、中国の西南部の国境地帯の文化の発祥地の一つで、3000年余り前から白族がここで生活してきました。西漢元封(紀元前110年から紀元前105年まで)の時代に、今の大理の場所に葉楡県が設けられ、唐と宋の時代には「南詔国」、「大理国」などが設けられました。
動植物の資源が豊かな大理は、「植物の宝庫」、「動物の楽園」と称えられています。剣川石宝山にある唐の時代の石窟は「西南部の敦煌」と呼ばれるほか、仏教の聖地である鶏足山は中国の4大仏教の名山と同じように人々の信仰を集めています。(翻訳:姜平)
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