中国への旅行では、チャイナドレスが観光名物としてとても有名なのです。特に女性の中で大人気です。
では、今週、チャイナドレスがについて、紹介します。
まず、チャイナドレスの歴史です。チャイナドレスは中国・清朝の満州族から伝えられた女性用の衣装です。もちろん、当時のデザインは今と異なっていました。現在知られているような形になったのは1920年代頃で、その頃のドレスはクラシックな生地を用い、シンプルでシックなデザインのものでした。現在ではデザインも多様化して、華やかな感じのドレスが多くなっています。チャイナドレスのスリットは馬に乗るときの利便さを考えて作られたと言われています。
チャイナドレスの正式名称は旗袍(チーパオ)です。日本でチャイナドレスという言葉は一般化していますが、実はこの読み方は和製英語のようです。正式には旗袍(チーパオ)です。英語ではチャイニーズドレスといわれています。もし英語圏の検索エンジンでチャイナドレスを調べたいときは"Chinesedress"で検索しないと出てこないんですね。
チャイナドレスのボタンはとても個性的です。中国式の服に使うボタンは生地を紐にして作るのですが、一般的には女性用のチャイナドレスには装飾色の強い華やかな花ボタンを使い、男性用の長袍や日本でカンフー服と呼ばれているものはシンプルの一字ボタンを使います。女性用でもファスナーを使わない昔ながらのボタンのみで留めるドレスの胸元以外は一字ボタンを使いますし、カジュアル風にするために胸元も一字ボタンにすることもあります。
では、チャイナドレスを買って、着るときは何を注意すべきでしょうか?特にスリットの短いものは、歩くときに歩幅を小さくして歩いてください。大またで歩くとスリットの付け根に負担がかかり、破れやすくなります。背筋を伸ばして歩かれると綺麗に魅力的になります。
そして、靴の注意ですが、刺繍が入っているハイヒールが一番お勧めです。もしチャイナドレスと同じ色の靴しか持っていない場合は、黒の靴を履いたほうがいいです。
つづき
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