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綱引きを思い出して頑張らなくちゃ
   2006-11-17 16:41:06    cri

 10月に入りますと、「スポーツの秋」として運動会のシーズンになります。放送局でも、(1)労働組合によるスポーツ大会がありました。(2)「面白スポーツ」をテーマに、「(3)綱引き、(4)縄跳び、(5)トランプ、(6)バスケットボールのシュートなどがあり、いずれもセンターを単位に参加することになっています。日本語部は、モンゴル語部、朝鮮語部、インド語部などと一緒に第一アジアセンターに所属しています。試合の時は、日本部のスタッフはこれらの言語部のスタッフと組むことになるわけです。綱引きの試合はチームメンバーの構成は男性6人、女性4人と決まりがありました。ですから、私も参加することになったのです。相手は中国語センターで、男女とも体格が大きく、力がありそうに見えました。私たちは、綱を握るまでは、キャプテン、(7)サポーターなどと一緒に作戦を練りました。でも、諦めやすい私は、遊びのつもりで「楽しくやるのが一番」と、まず逃げ道を見つけたのです。

 (8)勝敗を決める3試合目では、途中で向こう側に引っ張られ、負けそうになったとき、サポーターからは、「しっかり握れ、息を緩めない!」という叫び声が聞こえてきました。私は「諦めちゃだめ!」と、息をこらえて、体を低めにして、全力を出して両足で地面に踏んばりました。「引っ張られていく、だめだけど!」と、ひたすら下向きにぎゅっとぎゅっと綱を握り締めました。みんなの後足を引っ張ってはだめだと思いました。しばらくは綱が動かなくなり、「もう失敗かな」と思ったときに、こっちに引っ張ってくる力を感じました。「よいしょ、よいしょ」と大声を出しながら、後ろへ後ろへと精一杯引っ張りました。勝ちました。局のナンバーワンかナンバーツー と言われるほど強い中国語部チームに勝ちました。みんな大喜びで、小躍りし抱き合いました。

 試合が終わって一週間経ちましたが、今でも頑張ったときの思いがよみがえって、なんとなく力が心の底から湧いてくる感じがしています。「負けそうになったとき、あわてず、すぐ諦めないこと。ずっと耐え、堅持するものだ」と思いついたからです。未来への不安がなんとなく薄くなり、踏む大地から確実さを感じている今です。

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