中国外務省の秦剛報道官は27日、北京で行われた定例記者会見で「中国は、EU・欧州連合と共に、双方関係の健全な発展を推進していきたい」と述べました。

　また、第11回中国・EU首脳会議の延期に関する記者の質問に対しては「第11回中国・EU首脳会議をいつ開催するかは、現EU輪番議長国のフランスの状況次第である。中国とEUの関係強化は双方にだけでなく世界にとっても有利である。特に現在のような情勢の下では、国際金融危機や食糧安全、エネルギー安全、気候変動などの課題対応で協力を強化していく必要がある」と語りました。

　また、「中国がEUとの全面的戦略協力パートナー関係を発展させていきたいという意欲は変わっていない。相互尊重と平等互恵の下で、EUと共に努力し、各分野における対話交流と協力を強化することで、双方関係の健全かつ安定した発展を促進していきたい」と強調しました。（翻訳：katsu　チェック：末永）