EU非公式首脳会議が7日、ブリュッセルで行われました。EU輪番議長国であるフランスのサルコジ大統領は会議終了後、「EUはワシントン金融サミットで国際金融体系や金融危機対応策について提案する」と公表しました。
会議後に発表された共同声明では、15日ワシントンで行われる国際金融サミットは現行の国際金融体系の改革の基礎になり、EUは3つの提案を行う予定だとしています。3つの提案とは、1、各国が新たな国際金融秩序を建設するという原則で一致すること。2、速やかに実質的な意見を採用できるメカニズムを建設すること。2、サミットで危機に全面対応した計画を提出すること、となっています。
サルコジ大統領は記者会見で、「EUに加盟する27ヶ国の首脳は、国際金融体系を再建することで一致に達した。金融危機に直面している今、金融体系をより透明化し、金融市場の管理監督もより厳しくするべきだ。また、短期的対策だけでなく、長期的な対策も考えるべきだ」と述べました。(万 末永)
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