ブリュッセルで行われているEU・欧州連合首脳会議に参加している27カ国の指導者は16日、7月に承認された「欧州移民と難民保護条約」を批准しました。
この条約は、議長国を務めるフランスが起草したもので、5つの内容が盛り込まれています。EU各国はその国の需要や受け入れ能力に応じて、合法的に移民を受け入れ、定住を促します。一方で、不法移民を取り締まります。特に、不法滞在者の送還などを確実なものとします。税関検査を強化するとともに、欧州で統一した保護体制を取るとともに、移民の母国との協力関係を強化するなどです。(朱丹陽)
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