「パレスチナ人民連帯国際デー」記念大会が24日、ニューヨークの国連本部で開かれました。国連のパン・ギムン事務総長はあいさつをした際、両国が和平協定を締結し、平和な国家を建設することが、パレスチナ問題解決の唯一の方法だとしました。
パン・ギムン事務総長は「イスラエルは一方的な行動を止め、ガザ地区の封鎖を緩和するべきだ。また、パレスチナの合法的権力機関のもとで、ガザ地区とヨルダン川西岸の統一を実現するため、各勢力は共に努力するべきだ」と呼びかけました。
また同日、チュニジアのベン・アリ大統領とアルジェリアのブーテフリカ大統領は国連に書簡を送りました。双方は書簡で「国際社会は和平対話を強化するべきだ」「イスラエルに奪われた土地をアラブ諸国に返還し、中東の和平を回復させるべきだ」と呼びかけました。
また、シリアのバッシャール大統領も「次回のアラブ首長国連邦の外相会議で、イスラエルがガザ地区に対し行っている封鎖を解除する決議を通過させるべきだ」と主張しました。一方、ヨルダンのマジャーリー下院議長は「ヨルダンはパレスチナ問題のために努力し、中東地区の平和や安全、安定を守る」と強調しました。(万、末永)
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