パレスチナ自治政府のアッバス議長は、2日「パレスチナとイスラエルは、年内に中東和平交渉で合意に達する見込みはない」と表明しました。一方、パレスチナのエレカト和平交渉首席代表は、この日「交渉停滞は、イスラエルの新政権が確立するまで続くだろう」と述べました。
この日、ヨルダンの首都・アンマンを訪問中のアッバス議長は、ヨルダンのアブドラ国王と会談したあと、「パレスチナとイスラエル双方は年末までに全面的な解決案で合意することはない。また、パレスチナは、不完全な協定を受け入れられない」と語りました。
一方のエレカト代表はこの日、ヨルダン川西岸の都市・ラマラで「パレスチナ自治政府は、イスラエル移行政府と交渉するつもりはない。また。来年2月の議会選挙により新政権が確立するまで交渉を再開しない。選挙の結果は交渉の行方に影響するだろう」と述べました。(翻訳:コオリ・ミン)
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