APEC・アジア太平洋経済協力会議第16回非公式首脳会議は23日、ペルーの首都リマで閉幕しました。会議で発表された「リマ宣言」では、各加盟メンバーはアジア太平洋地域の食料安全問題を改善していくことを約束しました。
宣言は「絶えず高騰する世界の食糧価格、および一部の発展途上国が直面している食糧不足の問題は、過去十年間で各国が貧困撲滅と増収の面で収めた成果に影響を与えている。APECは総合的な戦略を立てて、協調の取れた行動で食糧危機に対処していく」としています。
また、宣言は「APECは市場の力を強め、農業技術と生産体系への投資を奨励する必要がある。そして、食糧生産の増加や農業教育の改善、自然資源の管理強化、食糧を原料にしない次代バイオ燃料の開発の推進など農業の発展にプラスとなる技術協力を行っていく」としています。(翻訳:katsu チェック:大澤)
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