APEC・アジア太平洋経済協力会議の第16回非公式首脳会議が22日、ペルーのリマで開幕しました。胡錦涛国家主席は初日の会議で演説しました。
この中で、胡錦涛主席は「世界経済は成長に向けて深刻な金融危機に直面している。各国は迅速に措置を講じて、危機の拡大を食い止め、世界の金融市場を安定化させ、積極的に経済成長を促進していく必要がある。国際社会は十分協議する中で、国際金融システムに対して必要な改革を行わなければならない。中国は国際社会と共に国際金融市場の安定を維持し、APEC各加盟メンバーと共に金融分野での経験の交流と協力を強化していきたい」と述べました。
当面の国際経済社会の発展における際立った問題について、胡錦涛主席は5つの提案を出しました。まず、共通の認識を凝集させて、多国間貿易体制の健全な発展を推進する。第二は、責任を持ち、共に気候変動に対応する。第三は、交流と協力を行い、共に自然災害に対処する。第四は、指導を適正化して、企業の社会責任を強化する。第五は、協調して行動し、世界の食糧安全とエネルギー安全を確保することです。
また胡錦涛主席は「各国・地域は、APEC経済協力フォーラムの性格と非拘束的な協力方式を堅持し、引き続き経済・技術の協力や貿易・投資の自由化を推し進め、特に経済・技術協力への資金投入を拡大し、発展途上国の能力を高めていく必要がある」と強調しました。(翻訳:katsu チェック:横山)
|