欧州議会のぺテリング議長は11日、ヨルダンで「中東地区で公平かつ広範な和平プロセスの実現のため、EU・欧州連合がより重要な役割を果たさなければならない」と述べました。同日、エジプトを訪問中のEU議長国であるフランスのクシュネル外相も、「EUは引き続き中東和平プロセスを推進していく」と強調しました。
ぺテリング議長は欧州・地中海議会会議に参加し、「欧州議会は、中東地区の和平実現のために最善を尽くしていく」とした上で、パレスチナ、イスラエルがともに存在を認める「両国案」を支持し中東和平はこの案を踏まえるべきだというEUの姿勢を繰り返し表明しました。
同日エジプトを訪れたフランスのクシュネル外相は、エジプトのゲイト外相との共同記者会見で、「両国は年内に平和協定を結ぶ可能性はないが、中東問題に関係する国連とアメリカ、ロシア、EUという枠組みの中で、和平プロセスを推進するために、EUは引き続き和平に向けた役割を果たしていきたい」と強調しました。(朱丹陽)
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