EU・欧州連合首脳会議は16日、ブリュッセルで閉幕しました。各加盟国の首脳は、ユーロ圏首脳会議で決定した市場安定化法案をEUの全範囲に広めることで合意しました。
EU輪番議長国のフランスのサルコジ大統領は会議後の記者会見で「EU加盟国の首脳はすでに、統一された金融危機対策案の制定について合意した。会議では、金融危機に対応する世界サミットを開催し、新しい資本主義体系を設立することで同意した」と述べました。
会議では、大規模な金融危機の再発を防止するために、世界の金融システムに対して大胆な改革を行い、金融機構の監督管理を強化していく必要があるとされました。
また、アイルランドが『リスボン条約』を否決したことによって起こった危機については、12月に行われる首脳会議で討議されることがと決定したと共に、金融危機はEUの各加盟国が気候変動問題で達した合意に影響を与えるべきではないとしています。
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