IMF・国際通貨基金は6日、「三つの要素が、国際金融危機による中国を含む東アジアの経済体に対する影響を緩和させた」としています。
IMFの最新報告書によりますと、「今回の金融危機が東アジアに対する影響が比較的小さいというのは、この地域の経済体において、第1に金融状況が安定していること、第2に商品価格が下落しても利益が出ていること、第3にマクロ調整などの措置を取り、危機に対応していることという三つの要素によるものである」と分析しています。
報告書はまた、「世界経済の前途は楽観視できず、今年と来年の世界経済の成長率はそれぞれ3.7%と2.2%にとどまるだろう。中国を含むアジアの経済成長は緩やかなものとなるが、世界の経済成長よりは速い」としています。(翻訳:ooeiei)
|