国家発展・改革委員会の解振華副主任は17日、「中国の粗放型の経済成長方式はまだ根本的には変わっていないため、経済成長を実現させる上で、資源面と環境面で大きな代価を払っている。中国の省エネや温室効果ガスの排出を削減する課題は依然として重い」と強調しました。
北京で開かれている「2008年国際省エネ環境保全展覧会・ハイレベルフォーラム」で明らかにしたものです。
この中で、解振華副主任は「2005年から現在まで、GDPあたりのエネルギー消耗や二酸化硫黄、化学的酸素要求量の排出などは削減しつつある。ところが、人口の増加や工業化、都市化が加速するに伴い、経済成長と資源や環境との両立はますます難しくなってきた。これは持続可能な発展を実現させる上で大きな課題になるだろう」と指摘しました。その上で、「中国政府は省エネと環境保全を非常に重視しており、その問題を経済成長方式を変える重要な措置に据えるとともに、関係する拘束性のある目標を制定した」と述べました。
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